中ちゃんのフィールドブック

  

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 30年前のこと、白神山地が世界遺産になる前に、白神山地のど真ん中を通す青森の西目屋~秋田八森町(現八峰町)林道建設(青秋林道)計画が持ち上がり、青森県側は強力に反対運動を展開していた頃、地元の新聞・東奥日報の小さな豆記事が目にとまった。「マタギ案内“鬼の坪”沢歩きツアー募集」。この“マタギ”と“鬼の坪”というネーミングに引かれ参加したのが、白神をフィールドとする始まりだった。

 私は、会社先輩に運転手代わりにキノコ、山菜採りに誘われ山に入る程度だったので、山歩きはもちろん、沢歩きは初めてだった。はじめ冷たい水に足を入れるのに違和感を覚えたが、ジャブジャブ歩いているうちに慣れ、大川タカヒグリを見て、大滝又沢という支流に入ったら川幅が狭くなり、澄んだ水、倒木や岩の苔に生える草木、つるを避けながら進むうち、子供のころターザンにあこがれたことを思い出し、激流、滝を見て、庭園のモデル景色にすっかり魅了されてしまった。

 その後、参加者の要望により「西目屋山の会」が結成され、即参加した。本会は、2年ほどで解散となったが、引継ぎの会として「白神歩く会」が結成され参画。白神山地が世界遺産となったが、仲間とともに西目屋村から遺産地域全域をエリアとするようになり、深浦町岩崎の「白神倶楽部(白神岳山頂避難小屋建設発起人組織)、その後、修理費用等の問題から→現在深浦町管理・2019.10改築)」に入会し、東北森林管理局委嘱白神山地ボランティア巡視員制度が立ち上がったことから同倶楽部推薦で巡視員となり、その後、白神歩く会のメンバー3人が県の案内から、自然観察指導員講習(日本自然保護協会主催)を受講し、支部組織「ウオッチング青森」に参加した(10年参加活動し脱会。その後、会も解散となった。)、本会より推薦され「自然公園指導員」としても活動、関連で「世界遺産白神山地ブナ林モニタリング調査会」、「県立自然ふれあいセンターボランティアガイド(県民の森・梵珠山)」、山歩きも始めるようになり、八戸勤務時は「グリーハウス」、nhk青森文化センター・登山教室に入会、講師病気による講座閉鎖により、メンバーによる「青森あすなろ山の会」設立→「あおもり山歩(2019.2月解散)」とフィールド範囲が広がった。2020年春、連れの病気看護のため公的ボランティア活動を退任。

 趣味は、50年近く前、初ボーナスで買った電動日曜工具セットによる日曜大工・工作、息子達用室内子供アスレチック製作でRAB番組「三歳の秘密」「土曜スタジオ」に出演、25年程になる庭づくり、これに10年ほど前からバードカービング製作が加わり、現在「木精の会」会員、2020年自然公園大臣表彰を受け、現在休んでいた体力強化の気持ちあるも今春から後期高齢者の仲間入りで中々進まず・・・・。よろしくお願いします。

(写真)世界遺産白神山地核心部・追良瀬川源流部「五郎三郎の滝」

★最近の話題

now

 ★「バードカービング」コーナーに、製作作品と“木精の会”の先輩方々の作品を追加中。

 

 ★「八甲田」情報作成中

★「白神山地ブナ林モニタリング調査会」写真追加 

 

◎白神関連

白神岳山頂避難小屋は、皆様からの青森県深浦町への「ふるさと納税」等により2019年10月11日改築完成。毎年登山道笹刈払い、小屋管理は、所属白神倶楽部が行っています。節度ある利用をお願い致します。

町道「赤石渓流線」は、2015年2月の土砂崩れで長期閉鎖も2019年8月、4年半ぶりに全線復旧開通し、その後は冬季以外は開通していますが、現在白神ラインが閉鎖されていますが、間もなく開通予定です

★暗門周辺の目玉の一つブナの巨木「マザーツリー」は2018年9月台風21号で真ん中付近から折れてしまいましたが、残った主幹木は手入れで生き続けています。

★暗門の滝ルートは、度重なる雪融け水や大雨での崖崩れ等で架設道路や橋は一時閉鎖し、沢歩きのみとなっていたが、2018年より復活しています。 

 ●白神山地の問題点は、数年前からニホンジカやイノシシが周辺定点カメラで発見されだしたこと。また山地西側の深浦町で、秋田県から侵入したナラ枯れが広範囲に拡大し、核心部に及ぶことが心配されています。 

★北八甲田は、長年未整備だった谷地温泉~高田大岳ルートは、有志の手で笹刈払いされ通行可ですが、大岳ルートと違い道が荒れているので注意。みちのく温泉~田茂萢岳・赤倉岳ルートは一時刈り払い整備を行われましたが、その後はまた荒れてほとんど利用されていません。南八甲田山は、櫛ケ峰までの旧道コースだけは今年も刈り払いが行われ通行できるようですが、入山者数が少なく初心者向きでないこと、猿倉岳、駒ケ峰、乗鞍岳コースは藪化し全く道が無くなり通行不可、南八甲田の赤倉岳は、仙人橋~赤沼からのルートとなっていますが、これも利用者が少ないことから道が一部藪化不明瞭等からご注意ください。