石塔山「大山衹神社」…不思議な神社
青森県五所川原市飯詰山中(青森市油川~飯詰・つがるあすなろライン)にある神社で、地図上は十和田神社標記がある。道路からゆっくり歩いて30分ほどの山中にある。
十和田神社と地図上明記は不明で、標記神社名となっている。おそらく大きな岩があることから石神様を祭る神社と思われ、今にも壊れそうな鳥居には菊のご紋がついている不思議な神社である。
陸奥新報の1987年7月31日付の記事に、安東一族の流れを組む安倍頼時を始祖とする現安倍首相は、故父(当時自民党総務会長)が44代目であることがわかったとして、同じく安東氏の流れをくむ福島三春藩主の子孫秋田氏、大阪万博の太陽の塔を作った画家岡本太郎氏らともに、当地の先祖の墓にお参りに来た時、母上と次男で秘書として同道されたという写真付き記事があり、また、当期間(7/1~8/31)には、新青森空港開港記念・五所川原市立図書館10周年記念行事として「安倍・安東・秋田氏秘宝展」が開催されている。
友人である歴史研究者・玉川宏の話では、同神社は江戸時代の歴史研究者秋田孝季の日之本国の将軍は安東・のちに改名安倍と称し、荒覇吐王国時代に聖地及び修験場として開いた由緒ある場所で、現山道は、安倍一行が来たときに造成された道とのことである。神社には、来訪したときに作られたと思われる安倍家の墓が祭られている。