★ここでは、難しく考えず、“自然を楽しもう”
★ プラス・・・少しだけ観察方法や知識があれば気づきも違ってくる・・・
≪観察方法≫
■~自然を楽しむには“五感”を活用させよう~
・目で見る。遠くから見て、近づいて見て、周りを見て、上下を見て、振り返って見て・・何が見えるか、何か違い
がないか、何か落ちたりしてないか、角度で発見などなど。
・耳で風の音、鳥の鳴き声、草木のゆれる音
・鼻で草花や木の臭い、動物の臭い、四季による臭いの違い、高度や場所での臭いの違いなど。
・口で果実や草花の味の違い、毒でなさそうなものはなめたり、かんだりの食感など。
・手で、木肌や葉を触ったりしての感触など
■ ~何を観察するのか、観察のマナー、自然環境への配慮、人との共存、絶滅危惧種の後世への引き継
ぎ、自然の中には危険もあることの認識など、発見の楽しみとともに観察基本の勉強も!
・草花の咲く場所は高度、陽当たり、東西南北斜面、尾根・谷筋、湿地・水場、海岸、岩場などや大き
さ、葉の形、花の咲く時期などでの判断や花と虫の相性、南限・北限などでの見分けや花の形や香り、
葉の形や縁、毛、トゲなどの特徴、四季の違いなどを観察する。
・樹木は、葉の形、樹皮の特徴、樹形、花や実の時期、大きさ、尾根や谷筋、高度などでの樹木判断や違
いの観察など。
・“きのこ”と木の相性で、サモダシ(ナラタケ)はミズナラ、ブナなどの雑木林、イグジ(アミタケ)松
林、ラクヨウ(ハナイグジ)カラマツ林、マイタケはミズナラ古木などを探すなど。
・野鳥は、場所で棲み分けしている。家の側、公園、沼、川、海、野原、林、高山などでのある程度の区
分や一年中いる鳥か渡り鳥で春から夏、春と秋、冬に主に居るのか、北国や日本には居ない、鳥の大き
さ、色、尾羽、飛び方等での判断、鳴き声などで、ある程度の目安、絞り、そしてよく観察すること。で
も中々じっとしていず、近づくと飛んで行ってしまう・・・このため、双眼鏡やデジスコ(天体望遠鏡の
ように遠くから見れるもので、単体でも利用できるほかコンパクトデジカメを接続して撮影もできる)
で、遠くから眺め観察する。
・昆虫は、植物・樹木、水辺等環境との相性、時期、場所情報等から探す、観察する。
・動物は、夜行性、日中、食べ物・好物、糞、おしっこ等のマーキング、足跡、樹上、土の中(穴)、岩陰
、木の穴、臭いなどの痕跡から探し、車の中やカモフラージュテント等で待ち構えての観察など。
・天気の状況判断は、雲の流れ、風の流れる方向・強さ、音、湿度、場所と温度、木の枝の揺れの強さと
音、雷、野鳥が急に鳴かなくなったなどでの天気判断等。
・方位は、木の枝がどっちによく伸びているか(南側が陽当たり良いから伸びる)、コケや地衣(藻・カビな
どの菌類)がどちらに多くついているか(陽当たりが悪い方)、木の切株の年輪幅(南側が幅が広い)等によ
る東西南北判断等や高度計や方位磁石と国土地理院か登山地図、gpsを利用しての地形と読図など。
・自然は危険もいっぱいです。毒草、毒虫、肉食動物や崖、落石、倒木など、初めは観察会等に参加し、
基本をマスターし、フィールドにあった対処方法を徐々に自分自身でマスターしていくことです。
さあ~野外に出よう、人間とともに地球で一緒に暮らしている生物、生態系について感じてみよう。
■植物観察
はじめは、きれいだな、かわいいな、などから、写真を撮り始め、いつ頃咲いていたんだっけ、どこで撮ったんだっけ、図書を見ても、どうも中央等で作成された図書と違う、地方図書のほとんどは一部の掲載図書、写真集、学説記録などで、結局いろんな本を購入しても、わからない場合が多い。観察会に行っても、写真やメモ時間が取れず、公園に行っても一部の木に名札があるのみで、中央等の大学植物園等がうらやましい。青森では山が近くだからいつでも見れるだろう、と県民の山でも名札や解説がない。私のようなぼんくらは中々勉強しずづらい。
そんな中で、私が役に立ちそうな本としておすすめは
●「里山の草と木」~青森市とその周辺の植物~青森・草と木の会の方々が作成し、原子一男、細井幸兵衛監修
●「★おすすめ参考資料
「自然図鑑」(福音館書店・・子供でもわかるようにひらがなを振り、わすりやすく解説しています。(p312、1600円)
・ 「自然観察ハンドブック」日本自然保護協会(平凡社)・・・自然保護教育普及のための書。(p424、2000円)
・ 「植物の特徴を見分ける本」(大川式植物検索入門)大川ち津る著(p127. 1.800円)
・ 「青森の野鳥」(東奥日報社)・・・青森県内で野鳥観察するための時期、場所等が記載。(p295、 1.905円)
・ 「里山の草と木」(青森・草と木の会発行)・・・青森市と周辺の植物図鑑、色分け、時期、場所、漢字名、見分け方等が記載されています。(p263、2500円)
・ 「北海道樹木図鑑」(亜璃西社)・・・北海道のものなので、青森県内のもので無いものもあるが、樹木の葉、冬芽、木の実、花、樹皮、全体像などのアップ写真等が掲載されている。(p319、価格2.800円)
その他、文一総合出版ハンドブックシリーズ(冬芽、樹皮、紅葉、シダ、昆虫の職層・植樹、草木の実とタネなど)、日本野鳥の会出版図書(山野の鳥、水辺の鳥、日本の野鳥など)、山と渓谷社(日本の野草、日本の高山植物、日本野生動物など)、「青森県レッドデータブック」(青森県)、「岩木山・花の山旅」 三浦章男 (北方新社発行)など。
万能なものはなく、観察して各種図書資料、図書館等で調べることを繰り返すより方法はないようだ。
好きな分野だけ覚えるだけでも楽しい。そのためにも、自分のフィールド持ち、その変化を知ることや時期等詳細に観察することがいいようだ。今年も咲いているかな、今年のはいい色だ、大きくなったなぁ、群落になったなぁ、この花を見るにはあの山で何月に見られる毎月の行程計画を立ててみる方、盗掘されたのか見えなくなったなどを知ることも必要。
■県内各地で観察会が開催されているので、参加してみよう。
・青森・草と木の会観察会 ・ウオッチング青森観察会 ・梵珠山・県立ふれあいセンター日曜観察会ほか ・白神山地ビジターセンター観察会 ・十二湖エコ・ミュージアムセンター湖郷館 ・津軽白神森林生態系保全センター観察会など。
■植物のうち、花は咲く時期、場所(高山・里山・野原、陽当たり・日蔭、道端・林中・湿地・水辺・海辺、砂地、岩場、崖砂礫などそれぞれ生き抜くために選んだ環境・場所がある。だから、特に希少植物、絶滅危惧植物は、その場所でないと育たないので盗掘等で持ち帰っても育てることができない。また、植物は根を張って栄養や風雨に対応しているが、一般に地面から出ている部分より横に根を張ったり、地中深く張ったりしているので、踏みつけられて根が切れたり、伸びにくくなったり、土が固くなり水分浸透しにくくなったり、して弱ったり死んだりするので、最近はロープを張ったり、囲いをしたりして、立ち入らないでとしているものもあります。 また、本来そこに生えていなかった植物を植えたり、靴底等に種がくっつき外来種が道沿いに生えたりしていることから、靴底を洗ったり、ブラシ等でこすり落としてくださいと、登山口等で注意書きされています。
園芸店では見映えのする花や育てやすいものが主に置かれているが、野草は小さくて虫眼鏡で見ることできれいとわかるものもあります。近似種がいっぱいあり、その特定方法として、花の大きさ、葉の形、葉の筋、葉の淵がギザギザ、葉の付き方が対生、互生、ツルの左巻き右巻きなど色々な違いを見分けるのは大変難しい。花に詳しい人はいっぱいいる。それだけ興味をそそるのだろう。
樹木では、若木、成木、老木、生育環境によって、同じ木でも木肌や樹形などに違いがでます。実生と若木とで葉の形が違うものもあります。高木は枝が重なり、葉を身近に見られないものもあり、選定が難しいものもある。
樹木によって、真下に落ちる種、風で飛ぶ種、動物等にくっつき運ばれる種、動物に食べられて糞で出て移動するもの、年によって多くの実を成らしたり少なく成らしたりして、いかに子孫を残すかそれそぞれの戦略が多様化して、とがんばっています。 外来種負けて絶滅するものもあります。
毒の植物、食べられる植物、さわるとかぶれる植物などがあるので、気を付けよう。人間には毒だが、それを食べれる動物、鳥もいます。 香りのいい植物、臭い植物もあります。
一般に、東京等中央で見られる植物図鑑が多く、地域出版物はあっても掲載量が少ない、などで特定するのが難しいものもあります。最近はネット等でも調べることができます。ただし、間違って記載されているものもあります。
私は暗記力・知識欲が弱いのでで、ただ登山中にきれいだとバタバタ写真撮ったりしていました。それでも、少しずつ分かるようになりました。属、科分類などで特定したりしますが、私にはよくわかりません。ほとんどカタカナで名前が記載され、万国共通学名もありますが、日本名の漢字記載が、昔の名付けの意味がわかりやすいと思います。
◆樹木
「知っておきたい100の木」(田中 潔)
“祈りの木“”として、「黒松」(神が降臨する依代の木)、「ユズリハ」(祈りの木)、「水木」(アイヌの゜祭りに使われた木)、「榊」(神仏に捧げる木)、「ヒサカキ」(彼岸の木)、「馬酔木」(万葉集の常連の木)、「寄生木」(神の木)、「南天」(難を転じ福を呼ぶ木)、「桃」(子の誕生祝いの木)、「真竹」(神の居場所kの木)と解説。
“匠を支える木”
アオダモ、ツバキ、ツゲ、ツワラ、アスナロ、ミズナラ、コナラ、ブナ、オウシュウトウヒ、アカガシ、カヤ、ナナカマド、ムクノキ、キリ、クワ、カツラ、ハリギリ、ヤマザクラ、イチイ、ホウノキが紹介され、細工しやすい木とされる。
“薬の木”
青木、ハゼの木、無患子、サイカチ、エンジュ、センダン、クスノキ、ハマナス、ノイバラ、クチナシ、ヤツデ、ハンノキが紹介されている。
■野鳥観察
●観察のポイント
野鳥を見ない日は無いというほど身近に野鳥はいる。スズメやハト、カラスなどは近くに行っても割と逃げないが、多くの鳥は近づいただけで逃げてしまうので、中々見れない。双眼鏡で見る方法が一番いいようだ。価格の安いものは透明度が低かったりゆがんだ画像で見づらい、観察会では、ちょっとだけ双眼鏡やデジスコで見せてくれたりする。デジスコとは、天体望遠鏡の小型版のようなものだ。常にじっとしてないので慣れも必要だ。鳥によってはある程度テリトリーがあるようで、多くのカメラマンは物陰や迷彩テントなどで、じっと来るのを待ち構えている。あとは車の中からだと気が付きにくいのか割と近づきやすく、見やすい。 双眼鏡は、移動しながら見るのに携帯性等で都合がいい。レンズは7~10倍ものがよく、あまり倍率が高すぎると手持ちだと手振れで目が疲れ、ぶれて見ずらい。価格が高いものは透明度やゆがみが少ない。
また、車の中などは鳥にとって人影がわかりづらいのか近づきやすい。
観察会は、各地の野鳥の会の観察会がおすすめで、観察のイロハを教えてくれる。また、青森では梵珠山にある県立自然ふれあいセンターで毎月、「日曜観察会」で野鳥観察会が行われている。その他自然観察指導員の会(ウオッチング青森各支部会)などが年1回程度行っている。
・声の聴き分けやどんな姿かなど独自に勉強したい場合は、CD、DVDが販売され、利用しやすい。慣れてくると声で何の鳥とわかる鳥景色とBGMのものは観察というより癒しや楽しむもののようだ。本は携帯性から次の本がおすすめ。
■どんな鳥か、名前は、この鳥を見たい、・・・など調べたい、覚えたい、見つけたい
野鳥の会や本を見ると、「いる場所での判別」「季節での判別」「大きさでの判別」「止まっている場所(木のてっぺん、中間枝、枝先、石の上、地面、藪の中など)」「飛び方での判別」「色での判別」
「鳴き声での判別」「嘴、尾羽、頭の形状等」など複合して判断するようだ。
★しかし、鳥の名前の見分けだけでいいのだろうか? なぜ嘴の形が違う、翼の形や羽の本数が違う、足の大きさ、形、長さ、指の本数、ねぐらと営巣、性生活などもわかればより身近に感じられる。
●大きさ・・・スズメ大、ヒヨドリ~ハト大、それ以上などでの区分
●季節・・・年中いる鳥、春~夏、夏だけ、夏~秋、春と秋の渡り時期、冬などでの区分
●場所・・・人家近く、山野(草地・藪・疎林、林・森、川近く、高山)、湿原・湖沼・川、海、地域
●体の色、模様、頭の形、尾羽の形、体型、嘴の形、飛び方、止まる場所(木のてっぺん、枝先、枝中、
地面など
●鳴き声・・・「地鳴き」(仲間同士の会話、けんか、危険知らせなど)と「さえずり」(オスがメスに求愛
する声)があり、鳴き方にかなりの違いがあります。
・その他・・・波状飛行の鳥、歩き方、群れ、食べ物の違いなど。
などでの総合判断で見分ける、こんな鳥に会いたいと上記である程度目星をつけて探すなどである。
■人間のような左右の足を交互に出す歩き方とピョンピョンと跳び歩くホッピングやゴジュウカラのように木の幹を上から下へと歩く鳥、カワセミのように魚を捕るために水の中にダイビングする鳥、水鳥のように長く潜る鳥、嘴が長い鳥、曲がった鳥、嘴が太く固いものでも噛み砕く鳥、肉を切り裂く鋭い嘴の鳥、尾羽を足代わりに体を支えるアカゲラ等の鳥など、良く観察すると様々な動きなどがあります。
●「青森の野鳥」日本野鳥の会青森県支部/弘前支部(東奥日報社発行)が青森の方はおすすめ。
その他では、野鳥観察ハンドブック)「新・山野の鳥」「新・水辺の鳥」(とに2冊に分けられた小冊子で日本野鳥の会編集各524円、一冊にまとめたもの「「フィールドガイド 日本の野鳥」(日本野鳥の会)。その他には「野鳥の羽」「野鳥と木の実」「ワシタカ類」「鳥の足型足跡」(以上文一総合出版)、「鳥の雑学事典」「鳥類図鑑」「「鳥の形態図鑑」、「野鳥が識別できる本」「野鳥撮影術」「鳥の雑学事典」(山階鳥類研究所)、「鳥たちの森」など。
全国各地の「野鳥の会」観察会、
■「野鳥についての雑学」(主に「鳥の雑学事典」から)
野鳥の始祖は「始祖鳥」と呼び1億年前に出現したと言われ 爬虫類のような生き物で、ハト位の大きさで、胸骨が小さいことからあまり飛べなかったのではないかと推定されているという。
種類としては、これまで地球に現れた種数として16万種(世界鳥類事典)、現在約9,700~9,900種、亜種25,000種うち日本で見られるもの542種、うちこれまでの固有種13種(現在8種、絶滅5種)、亜種94種とされる。
野鳥の60%がスズメ目と言われ、90%が陸種・10%が水鳥(うち海鳥3%、)とのこと。
※目、種とかで分類している。
・世界一速く飛ぶ鳥は「ハヤブサ」、最も大きい鳥は「ダチョウ」、泳ぐのが速い鳥は「ペンギン」とのこと。
・野鳥は絶滅したり、新発見されたりで、数も変わることと飛ぶ範囲が広く実数は難しいようだ。
・鳥の分類は、骨格や嘴などでの分類をしていたが、最近はDNAが使われるようになっているという。
・鳥の名前は、日本語の名前の「和名」のほか、万国共通の学名がつけられている。なお、地方により方言名がある鳥もある。
・日本での分布分類として、ヨーロッパ・ロシア・中国からの旧北区、インド・東南アジアの東洋区からの渡り鳥、渡ってきて留鳥になったという分け方で、当然両区のまたがり行き来してどちらの鳥ともいえないものもあるが、どちらかに分類しているという。また、高度分類(植物と同じく地域による高度差で、たとえば低地にいる鳥、高い山にいる鳥などで分類)されている。
・鳥は、骨、羽とも中空による軽量化が図られ、背骨は真っ直ぐのため人間のように体全体をひねったりできないが、首だけぐるりと回すことができる骨格となっていて、、飛ぶ鳥と飛べない鳥では羽を動かす胸の筋肉を支える胸骨に違いがあるようだ。ちなみに翼を打ち下ろす筋肉は胸肉で、翼を持ち上げる筋肉はササミだという。
・現生の鳥には、歯が無く、エサを胃(砂肝)ですりつぶすが、昆虫や動物、魚、果物を食べる鳥と花蜜を吸う鳥など食べ物により砂肝の大きさが違うようだ。また、固いものを食べる筋胃(砂肝)は筋肉量も多く必要とし、大きくなるという。大きくなると必然的に体が重くなり、例えば同じカモ類でも食べ物の違いにより筋力に違いがあり、これが移動範囲にも影響しているという。
・嘴も食べる物によってそれぞり違うようだ。木の実、動物の肉を切り刻む、小石や泥の中を探すなどで細い嘴、太い嘴、かぎ型の嘴、細長い嘴などの違いがある。
・鳥は水を飲むと体が重くなるので、食物中の水分でなるべくまかなうようにできているという。一部穀物を食べる鳥は水分が少ない食べ物なので少し水を飲むという。つまり、人間のように水分排出制限から尿素小便がなく、尿素を尿酸に変え、糞だけ排出するようにできているという。
・鳥の寿命は、飛ぶ範囲が広く、足環などの目印を付けると狙われやすく、はっきりしたものがないが、オウムの仲間でキバタンという鳥が飼育記録で80年が最長で、アホウドリが50~60年、スズメ目ではクロウタドリ20年、日本の野鳥でオオヨシキリが足環観察から11年が最長という。
・鳥の羽は、一般的には春・秋のうち最低年一回は体全体の換羽をするという。和紙などの大型鳥は1年を超える者もあるという。
・鳥は羽ばたくための羽と体温調節の羽毛に分けられ、汚れ落としのための水浴び、砂浴びをし、足の付け根付近にある尾脂腺から分泌した油を羽に塗り広げて水に沈まない、雨に濡れてべたべたしないように飛びやすいように毛繕い,手入れしているという。また、サギ、ハト、フクロウなどは短い粉棉羽と呼ぶ羽が細かい粉末になりパウダー手入れするという。
★鳥の交尾について
「birder」2012.4月号に「鳥たちの性生活」が特集されている。
鳥は、糞も尿も卵もすべて同じ“総排泄腔”で、交尾は穴同士を数秒くっつけ射精するだけで受精するという。ニワトリは、1回の射精で3.5兆個の精子があり、受精には1億個の精子が必要という。
観察には、定番雌の背中にオスが乗っかる体位で、例外は、ニュージランドの「シロツノミツスイ」という鳥で、人間の正常位(強制交尾)の例があるという。中には、総排泄腔内に隠れているペニス状のものを持つ鳥があり、ニワトリ、カモ、オウム類で、水鳥は水上で精子が水に流されるのを防止するためという説もあるがわかっていない。ダチョウは20㎝にもなるペニスがあるという。一般的には、一夫一妻だが、DNA結果、親子でない子も混じっているという。後継づくり、先祖を受け継ぐ生き残り策のため優秀な遺伝子の子づくりのためか、単なる浮気かは鳥に聞かないとわからない。
■動物、昆虫、両生類、爬虫類など
※ 「カモシカ」探しは、普段現れる場所、足跡がある場所(冬は雪に他の動物より深い足跡でわかりやすい)、溜め糞というドングリ状の糞をいっぱい出す習性、目ヤニを木にこすり付ける臭いつける習性、角を細い木にこすり磨く習性で木の皮が剥げている、植物を食べた食痕が下歯が無いことからちぎったような食痕などでわかる、足跡は蹄が少し広がっている、足跡幅、雪の場合は体重から深いなどのフィールドサインを探すことで生息しているかどうかを調べる。